このBLがやばい〜上半期予想 漫画編

お久しぶりです。タイトル通りです。
去った5/1にツイッターで仲良くしているBL好きなフォロワーさんと「このBLがやばい2021年度版上半期予想ツイキャス(いま勝手に名付けた)なるものをしまして、現時点で自分がランキングに入ると予想した作品について語りました。(ほぼ雑談) その際、私は漫画9冊小説6冊選びました。
選びっぱなしも味気ないので、選出理由や作品の感想等を添えて紹介していきます。感想には個人的好みが思いっきり反映されているうえ、ネタバレが含まれているのでご注意いただければ。小説はぜんぜん読めていないので割愛します!追いつけるように頑張るよ(素振り)

※ちなみに…このBLがやばいとは:ある1年間で発売されたBLの人気投票のこと。ちょっとした商業BL好きのお祭り。まあ、ひとつの出版会社から出ているただの指標なので気にしなくても良い。私は人気番付を見て、やいやいヤジを飛ばすのが好きなので毎年楽しみにしている。今年(2021年度版)の選出期間はまだ発表されてないが、2019年9月21日から2020年9月20日と予想。


ツイッターに投稿した画像 全て読了済

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このBLがやばい2021年度版上半期(予想)漫画編



肌で感じた人気や口コミ、作家の知名度などを考慮したあくまで予想ランキングです。自分のお気に入りはまた年末にでも。


発売日順↓



恋するつもりはなかった

恋をするつもりはなかった (eyesコミックス)

恋をするつもりはなかった (eyesコミックス)

安定して人気がある鈴丸さんの新刊かつ去年のこのBLやばいを席巻した.Bloom作品。必ずランキングに入るだろうなと思っている。
私自身は鈴丸さんを新刊即買う作家陣には入れてないんだけど、某所のランキングやマシュマロ(ツイッターで開設している匿名質問・意見ツール)の反応をみるととても人気あるな〜と感じる。私も今作はマシュマロで勧められて買った。鈴丸さんの作品は絵も綺麗でキャラクターも可愛らしくて話も王道なのに、いまいちピンとこないんだよね。「恋するつもり〜」は鈴丸さんの中では好きなカップリング傾向かな。過去作ですごく苦手な作品があるのでそれが自分の中でトラウマになっている。



初恋、カタルシス

初恋、カタルシス。 (ビボピーコミックス)

初恋、カタルシス。 (ビボピーコミックス)

  • 作者:鳩川 ぬこ
  • 発売日: 2019/10/19
  • メディア: コミック
ノンセクシャルが主人公ということで話題だった作品。もともとピクシブで公開され人気だったこともあり、発売前からかなり注目されていたように思う。そして、注目されていた・題材が題材だったぶん、作者の目に触れるところで激しい批判も見受けられていたようで、鳩川さん自身が弁解している様子がファンとしては辛かった思い出・・・・。
それはそうと私は今作好きです。冒頭のいつきくん(受け)が失恋して大号泣しているシーンがお気に入り。モノローグが秀逸で「人は恋で死ねる」のページ、あの描写でぐんと作品に引き込まれたので読んでない人は是非冒頭を読んでほしい。
comic.pixiv.net
主人公いつきくんが初恋に落ちて大恋愛をして(勝手に)失恋して世界がひっくり返ってもがき苦しむという普遍的な描写からは、ノンセクシャルもそうでない性自認の人も失恋の痛みは変わらないんだなと感じる。コミカルに進む日常パートの間に唐木田(攻め)に向けられる性欲が悪魔に見える描写が挟まれており、大好きな人と同じ気持ちで触れ合えない辛さ、そのことで自己嫌悪に陥るいつきくんの暗い感情が読んでいるこちら側に流れてきて苦しい。この二人は今後も正解こそないのかもしれないけど擦り合わせながら一緒にいるんじゃないかな、そうあって欲しいなと願わずにいられくなった。
デビューコミックスとは思えない印象深い作品だったので今後もBLを描いて欲しい作家さんです。



ハッピークソライフ

>>> Wアナルさみしんぼ <<<
はらださんが贈るハッピー(下品)エロエロコメディ!ただのエロコメディとは違う、ネコ×ネコのリバップル。いや、カップルといってもそこにラブはある・・・?って思うくらいにはコメディに振り切れています。面白いが、BLとしての萌えは1巻にはまだない。シリーズ化ということなので、続編ではそこを描いてくれるんでしょうね・・・楽しみです。(5/15ドラマCDの発表あったね!どんぐらい喘いでいるのだろうという関心はあります キャストにさとたく来るかと思っていた)



はだける怪物 下巻

おげれつさんの大人気シリーズ「恋愛ルビの正しいふりかた」の最終巻。ファン待望の完結だし、トップ10に入るんじゃないかな。私自身恋愛ルビシリーズは大好きな作品で完結を待ちに待っていたのだが、「はだける怪物 下巻」だけでいうと、なんだか弓とのくだりが不完全燃焼に感じてしまってる。それはおげれつさん自体に期待値高く見積もり過ぎているせいでもあるよな〜と思ったり。
関係ない話をするんだけど、最近ヨネダコウさんの「どうしても触れたくない」を読み返したとき、あっこれ「はだける怪物」の年上攻めverじゃん いや「どうしても〜」の方が前の作品なので、「はだける怪物」が「どうしても〜」の年下攻めverだななどとひとり納得していました。真似しているとかそういう話ではなく、「社内」「ノンケ×ゲイ」「身体の関係から」「受けがトラウマもち」あたりのヒット要素兼ね備えていてあとは作者の腕が良ければとんでもない人気作になるんだな〜うんうん。どちらも読んでいる人、ちょっとだけ意識して読み返してみて欲しい。



オールドファッションカップケーキ

デビュー作の「春と夏となっちゃんと秋と冬と僕」から話題の新人作家と注目されていた佐岸さんの新作。これも出る前から話題だったよね〜私も出てすぐ本屋に走りました!前作は男子校生カプのほのぼの日常ネタに詰め合わせ集だったけど、今回は部下×上司のじっくりもののオフィスBLということで楽しみにしていた。佐岸さんは緻密な描き込みや小物使い、人物描写も丁寧で誠実な作家さんだなあと作品読むたび感じます。ただ今作は、私はいまいち萌えポイントがわからなかったうえ、描き込みが細かいから気軽に読み返せずにいる作品・・・。もう一度読み返せば良さがわかるかもしれないので、近々読み返したい。続編あるしね!!
佐岸さん、ツイッター上でonBLUEから声をかけられていたのでonBLUEで連載始めるのかな たしかにonBLUEが好きそうな雰囲気ある



コヨーテ Ⅲ

コヨーテ III (ダリアコミックスe)

コヨーテ III (ダリアコミックスe)

座裏屋さんの作品はコヨーテ→リカー&シガレット→シャングリラの鳥と毎年入っているし、大人気作家先生だし今年も入るでしょう。3巻は当て馬のシュナイダーが良かった、マレーネには悪いがシュナイダーもっとやれ!の気持ちだった。
あと、ランキングには関係ないけどこれだけは言わせて。コヨーテはドラマCDのほうも約束された勝利の組み合わせ、興津さん×おのゆなので最高ですよ〜!!!耳から注がれる濃縮還元エロス!!!!


25時、赤坂で(2)

去年、知名度的に絶対トップ10に入ると思っていたのに入らなくて拍子抜けした「25時、赤坂で」、去年からすでに話題作だったけど、今年出た2巻は初っぱなから爆売れしていたように思えたので今年こそ!!!入るでしょう!!!てか赤坂ってonBLUEも推してるしツイッターなんか見てるとかなり人気なのにランキングには入らないってことは投票する層からは支持受けてないのかな 知らんけど。
「25時、赤坂で」は絵が格別に綺麗で設定も王道というか、苦手だと感じる人少なそうという意味でも人に勧めやすい作品だと思ってる。マシュマロに、BLの初心者です!おすすめ教えてくださいって来たら「同級生」なんかと一緒にこの作品を推すかも。普段あまりBL読んでない層も赤坂は読んでいるイメージあるよね。私個人は、それこそ1巻だと攻めの感情があまり見えてこなくて話題になっているわりにはピンとこなかった側なのですが、2巻は当て馬がチョ〜良い働きをしたこともあってとても萌えた。当て馬が良い男の作品は面白いに決まっているよね。夏野さんが描く景気良いイケメンがエロいことをしているのを見ていると眼精疲労が和らぎます



リバース

今年の1位最有力候補作品ではないだろうか。
サスペンス要素がうまく絡んだ読み応えのある骨太オメガバースツイッターでも呟いたんですが今年は本当に名作オメガバースがポンポン出ている、というか大ベテラン作家さんがオメガバースに手を出しているので、オメガバースに苦手意識持っている人こそ手をとってほしいね!!(麻生さん「リバース」、腰乃さん「滅法矢鱈と弱気にキス」、木原さん「アオイトリ」)自分の趣味でいうと「滅法矢鱈〜」の方が好き、というかキャラ萌えも出来て読んでいて楽しい!と思うのだけど、1冊の完成度の高さとドシリアスで勝負してきてのこの満足度という点でこっちがとるでしょうね!いや、どっちも入る可能性あるね?



不死身の命日

作品が出るたび知名度も人気度もうなぎ登りの虫歯さんの新作。ランキング絶対入ってくるね!!「不死身の命日」はWeb連載していた無料公開作品で、そのうえ虫歯さんのSNSでのプロモーションもお上手だったので体感ツイッターしている腐女子みんな読んでいた気がした。意地悪な言い方すると、去年の1位の「あちらこちらぼくら」も.Bloom作品だし、(あちら〜は訳ありの期間限定とはいえ)無料公開作品だったし、ランクインする要素は全て兼ね備えているよね・・・てかレーベル自体1位狙ってプロモーションしていたよね・・・と思ってる。(作品としても勿論良かったですよ!)
作品に対価を払うのって当然だけど、やっぱり""無料""って参入障壁低くなって新規層ライト層がじゃかじゃか入るきっかけになるよね。ソシャゲなりYouTubeなり、入り口は無料じゃないですか。それに比べると1冊700円とはいえ、手元から確実に現金を出す必要がある商業BLって普段読まない層からすると敷居高いだろうなと。最近は新刊出たら作家のツイッターピクシブコミックスで1話まるまる掲載とか、.Bloomなら期間限定全話無料公開とかやっているので、読者側としては良い時代になったな〜と強く思います。きっかけは無料であれ、お試しであれ、そこから本格的に商業BLの沼にズブズブ入り込んでBL産業を支える一員になってくれれば良い



以上が私がツイキャスの際、ランクイン予想作品としてあげた作品でした。

一緒にツイキャスをしたフォロワーさんの選出作品の画像はこちら
(もうお一人、一緒にツイキャスをしたのだけど連絡不足で画像作成を伝えてなかったのです Gさんごめん!)

確かに「アンチロマンス」は入りそう!だと思いました。私はすっかり頭から抜け落ちていた。昨年大人気シリーズ「憂鬱な朝」が完結して、きっと今までは憂鬱な朝に投票していた日高ショーコさんファンが一気に「アンチロマンス」に押し寄せる現象、安易に想像できる・・・

あと「滅法矢鱈と弱気にキス」は私も入れるかどうか悩みました。個人的には大好きだったけど、オメガバース対決(!?)では「リバース」が優勢ではないかと。いやオメガバース2作品入る可能性だってあるじゃんね、今年のマイベスト受けは「滅法矢鱈と弱気にキス」の静香ちゃんです。(気がはやい)


張り切って「このBLがやばい2021年度版上半期予想ツイキャス」もやったうえ、ブログまで書いてしまった・・・どんだけ熱を入れてるんや!って思われそうですが、やってる自分としてはとても楽しいです。そして、いつものことだけどこの記事作成に20日くらいかかってしまった・・・アホ?まあゆるく頑張ります。

こんなトンチキなブログをここまで読んでくださった方、ありがとうございます。自分の予想ランキングはこれや!とか、ランキングとか関係ない!自分にはこれが刺さったんや!などあれば、マシュマロかツイッターのリプライか何か頂けると私は嬉しいです。おしまい