このBLがやばい!2020年度版発表と所感

「このBLがやばい!2020年度版」発売されましたね。「.Bloom強い」と「上下巻多いな〜」というのが最初の印象でした。そしてたなとさんおめでとうございます〜!!!!!一生たなと節の虜です 続編も下心込みで楽しみにしてます。

 

新装版 あちらこちらぼくら 上 (eyesコミックス)

新装版 あちらこちらぼくら 上 (eyesコミックス)

 
新装版 あちらこちらぼくら 下 (eyesコミックス)

新装版 あちらこちらぼくら 下 (eyesコミックス)

 

 

マンガワンの全話公開で読んだ人も単行本の描き下ろしが「赤飯炊いて〜!!!」 案件だったから単行本買ったほうが良いよ。

 

 

そして前回はランキング予想記事を書いたのですが、 

ohyeah-cg.hatenablog.com

 

実際にランクインしていたのは4作品だけでした。

うーん、真剣に予想したので半分は的中するかと思った。どうして「25時、赤坂で」がトップ30外なんだー?あんなに騒ぎになっていたのは私の周りだけか・・・まあ赤坂は続編もあるので来年度に期待します。

ちなみに順位も的中したのは3位の「ワンルームエンジェル」だけでした。

 

25時、赤坂で (on BLUEコミックス)

25時、赤坂で (on BLUEコミックス)

 

 

ワンルームエンジェル (onBLUEコミックス)

ワンルームエンジェル (onBLUEコミックス)

  • 作者:はらだ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2019/03/25
  • メディア: コミック
 

 

ベスト20は全部読んでいたのですが、ランキング見たところでマイベスト10は変わらないなー。

ただ、プロ腐女子の個人ランキングを見て気になった作品がいくつかあったので読むものリストに入れました。好きな作品を推してる人が好きな作品って琴線打率がかなり上がるのでとてもとても参考になる。

 

トップ10に対しての個人的番付(とてもえらそう)はツイートより引用します。

 

ちなみに去年のランキングだとこう

 

 

「このBLがやばい!2020年度版」のトップ10作品は特設ページで見れます。

comicomi-studio.com

 

 

 

<今年度のランキング特徴>

以下、ランキングのネタバレ・内容に触れている部分があります。

 

 

映像化

囀る、レオマブ、ギヴンと映像化作品(予定)がトップ10に入っているのは特徴の一つだと思いました。

まあ、囀るは映画化関係なく毎年ランキング常連作品なのだけど。この中だと「レオとマブ」が異彩を放っています。見ていた人も多いと思うけど、「レオとマブ」はアニメ「さらざんまい」に出てくる警官コンビの日常が描かれているスピンオフ作品です。今作はアニメを見ていない人が読んだところで全く話がわからないと思うし、アニメ見ていた私でも「これは一体…?」な内容でした。「さらざんまい」は私自身毎週楽しんで見ていた作品で、2019年のベストアニメと言っても過言ではないくらい好きなのだけど、そのアニメ(非BL)のスピンオフ作品がこのBLがやばい!にノミネートされてるのはよくわかりません。レオマブ自体は大好きです。ちなみに、このBLがやばいに言及している別の腐女子のブログを覗きに行ったら、レオマブのランクインを「新しい風だ!さらざんまい気になるな〜(意訳)」というポジティブな反応を見せていたので、寛大だー!と思いました。多くの人がこのような反応だといいけど、中にはレオマブってなんだよ、こっちは生半可な気持ちでBL読んでねえ!と顰蹙を買い、アニメさらざんまいの印象までも悪くならないか勝手に心配してます。さらざんまい自体は見応えのある、コミカルでシリアスでハートフルなミュージカルアニメです 1クールで見れるし男の子同士のキスもあるのでどうぞよろしくお願いします。

 

「ギヴン」は映画が楽しみ!立夏と真冬はもっとチューしろ!!!!!

 

囀る鳥は羽ばたかない(6) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

囀る鳥は羽ばたかない(6) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

 

 

 

ギヴン(5) (ディアプラス・コミックス)

ギヴン(5) (ディアプラス・コミックス)

 

 

 

上下巻

今年は同時発売の上下巻が豊作な一年だったんですが、トップ10の中にも3作品ランクインしてます。

 

ラブネスト(上) (ディアプラス・コミックス)

ラブネスト(上) (ディアプラス・コミックス)

 
ラブネスト(下) (ディアプラス・コミックス)

ラブネスト(下) (ディアプラス・コミックス)

 

 

セラピーゲーム(上) (ディアプラス・コミックス)

セラピーゲーム(上) (ディアプラス・コミックス)

 
セラピーゲーム(下) (ディアプラス・コミックス)

セラピーゲーム(下) (ディアプラス・コミックス)

 

 

ツイートにはないけど「ラブネスト」と「セラピーゲーム」も読んでいます。ランクインの3作品だと 圧倒的に「あちらこちらぼくら」が好きです。「セラピーゲーム」は発売当初から話題ではあったけど、自分の琴線には触れず・・・。

「ラブネスト」は「サヨナラゲーム」「チェンジワールド」のスピンオフの位置付けだから、根強いファンが応援しているんだろうなと思っています。逆に新規ファンにはハードルが高く感じるかも?個人的には「ラブネスト」単体でも楽しめると思ってる。恋心を自覚した後の受けがグイグイエロエロでとてもかわいいです。

 

いずれ上下巻だけの話もしたい。

 

 

男子高校生

トップ20のうち、男子高校生もの(以下DK)は「あちらこちらぼくら」「簡易的パーバードロマンス」「ギヴン」「ゴールデンスパークル」「日々も積もれば恋となる」「メトロ」(受けがDK)「同棲ヤンキーと赤松セブン」(赤松がDK)の7作品ランクインしています。DK強い・・・・・!ちなみに男子大学生もの(以下DD)は「セラピーゲーム」(攻めがDD)「ブルースカイコンプレックス」「リンクアンドリング」の3作品なので、合わせるとトップ20のうち10作品、つまり半分が学生ものになります。学生BL大渋滞〜〜〜!

この中で特に好きな作品は「あちらこちらぼくら」「簡易的パーバードロマンス」「同棲ヤンキーと赤松セブン」です。

「簡易的パーバードロマンス」は、極度の面食いだけど常識人ではあるノンケ攻め(受けの顔がめちゃくちゃタイプ)が、痛みに快楽を見出してしまうマゾ受けにブンブン振り回される、読んでいて楽しいアホエロDKです。この二人は付き合ってないけど、ヤることはやってるので堪え性のない腐女子でも読めます。2巻は尿道プレイがあります。超個人的なぼやきなんだけど、当作品の受けである鹿嶋が、過去にトラウマを負ってない世界線の囀るの矢代みたいだなって勝手に思ってます 出会う男を無自覚に狂わせる顔がとんでもなく綺麗な魔性の男・・・。よくわからないこと言ってすみません。3巻ももうすぐ発売らしいですが、二人はついにくっつくのでしょうか。

「同棲ヤンキーと赤松セブン」は20位でした。自分の予想ランキングにも入れたけど、もっと上位に入ってくると思っていたな!

 

 

 

 

<.Bloom>

今年のランキングは.Bloom作品が目立ちましたねー!トップ20のうち「あちらこちらぼくら」「簡易的パーバードロマンス」「ゴールデンスパークル」「日々も積もれば恋となる」「天国in the HELL」「リンクアンドリング」「メトロ」の7作品が席巻してます。

常々思ってますが.BloomはSNS戦略がうまい。「メトロ」もツイッターで大バスリしていたし、虫歯さんが現在ネット連載している「不死身の命日」もツイッターで告知していることもあって更新のたび(私は)湧いてます。

 

comip.jp

↑こんなに楽しい作品がネット上で全話で読める、良い時代になりました。

 

マシュマロから知った情報ですが、投票催促ツイートも一番乗りだったとか。SNSを制するものはBL市場をも制する。思えば、.Bloomからランクインしている7作品中6作品が先に触れた、学生ものなんですよね。たしかに.Bloom作品でヤクザもの、近親相姦やインモラルものってのはパッと思いつかない・・・青春おセンチな作風が多い気がします。所謂万人受けというか。

虫歯さんの「天国in the HELL」は自分もかなり好きな作品なのでランクイン嬉しかったです。今作は表紙が既に優勝している。ちなみに内容は受けを風俗で働かせたり、その攻めも出張ホストをしていたり、ぶっ飛んでいます。虫歯さんの今っぽさとレトロさが合わさった絵柄と身体の大きい受けがとても好き。

 

 

天国 in the HELL (eyesコミックス)

天国 in the HELL (eyesコミックス)

  • 作者:虫歯
  • 出版社/メーカー: ホーム社
  • 発売日: 2018/10/25
  • メディア: コミック
 

 個人的に推していた高橋秀武さん「雪と松」が39位に入っているのも嬉しかったです。時代物だし絵柄的にも人には勧めにくいけど、寄り添って生きる男二人の生涯が描かれた作品でとてもお気に入りです。同じく高橋秀武さんの「スティグマタ」もアニメ「サイコパス」とBLを掛け合わせたような作風で、単行本になるのを楽しみに待っている作品の一つ。

 

雪と松 3 (eyesコミックス)

雪と松 3 (eyesコミックス)

 

 

 

以上、話が脱線しまくっていますが私が感じた今年度の特徴でした。

 

 

ちなみにトップ20の中で好みのベスト10を作るとしたら(順不同)

 

「新装版 あちらこちらぼくら」
「憂鬱な朝」
「囀る鳥は羽ばたかない」
「簡易的パーバートロマンス」

「シャングリラの鳥」

「天国 in the HELL」

「鬼と天国」
「恋が落ちたら」
「10DANCE」
「同棲ヤンキー赤松セブン」

 

 こうなります。何でもかんでも番付したがる嫌な性分です。

 

好きな作品が似ている方・趣味の合う方がいれば仲良くしてください。あちらこちら〜と同棲ヤンキーはマイベスト(鋭意作成中!)に入る予定です。

 

 

中身はない上にやたらと自分語りばかりでしたが、書いていて楽しかったです。

今年はたくさんのBL漫画と出会えたので、来年こそBL小説を開拓していきたいと思っています。(あと予想記事をもっと早く書く!)次書く記事は「このBLがやばい!2020年度版マイベスト編」のつもりです。マイベストはもう既に決まってるので1週間以内に出したい。

 

このBLがやばい!はBLを愛するものであれば誰でもWEBで簡単に投票できるBL好きのお祭りみたいなものです。このランキングを参考に作品を買ったり、新人作家さんを知ったり、自分のマイベストを振り返ったり、同志と語りあったり、今後のBLライフをより充実させるためのスパイスだと思っています。今年、投票数が極端に増えたらしいので来年もこの調子で増えるといいな。そして商業BL界隈がもっと発展すると嬉しいです!!!おしまい。