このBLがやばい〜上半期予想 漫画編
お久しぶりです。タイトル通りです。
去った5/1にツイッターで仲良くしているBL好きなフォロワーさんと「このBLがやばい2021年度版上半期予想ツイキャス」(いま勝手に名付けた)なるものをしまして、現時点で自分がランキングに入ると予想した作品について語りました。(ほぼ雑談) その際、私は漫画9冊小説6冊選びました。
選びっぱなしも味気ないので、選出理由や作品の感想等を添えて紹介していきます。感想には個人的好みが思いっきり反映されているうえ、ネタバレが含まれているのでご注意いただければ。小説はぜんぜん読めていないので割愛します!追いつけるように頑張るよ(素振り)
※ちなみに…このBLがやばいとは:ある1年間で発売されたBLの人気投票のこと。ちょっとした商業BL好きのお祭り。まあ、ひとつの出版会社から出ているただの指標なので気にしなくても良い。私は人気番付を見て、やいやいヤジを飛ばすのが好きなので毎年楽しみにしている。今年(2021年度版)の選出期間はまだ発表されてないが、2019年9月21日から2020年9月20日と予想。
ツイッターに投稿した画像 全て読了済
肌で感じた人気や口コミ、作家の知名度などを考慮したあくまで予想ランキングです。自分のお気に入りはまた年末にでも。
発売日順↓
恋するつもりはなかった
- 作者:鈴丸 みんた
- 発売日: 2019/09/25
- メディア: コミック
私自身は鈴丸さんを新刊即買う作家陣には入れてないんだけど、某所のランキングやマシュマロ(ツイッターで開設している匿名質問・意見ツール)の反応をみるととても人気あるな〜と感じる。私も今作はマシュマロで勧められて買った。鈴丸さんの作品は絵も綺麗でキャラクターも可愛らしくて話も王道なのに、いまいちピンとこないんだよね。「恋するつもり〜」は鈴丸さんの中では好きなカップリング傾向かな。過去作ですごく苦手な作品があるのでそれが自分の中でトラウマになっている。
初恋、カタルシス
- 作者:鳩川 ぬこ
- 発売日: 2019/10/19
- メディア: コミック
それはそうと私は今作好きです。冒頭のいつきくん(受け)が失恋して大号泣しているシーンがお気に入り。モノローグが秀逸で「人は恋で死ねる」のページ、あの描写でぐんと作品に引き込まれたので読んでない人は是非冒頭を読んでほしい。
comic.pixiv.net
主人公いつきくんが初恋に落ちて大恋愛をして(勝手に)失恋して世界がひっくり返ってもがき苦しむという普遍的な描写からは、ノンセクシャルもそうでない性自認の人も失恋の痛みは変わらないんだなと感じる。コミカルに進む日常パートの間に唐木田(攻め)に向けられる性欲が悪魔に見える描写が挟まれており、大好きな人と同じ気持ちで触れ合えない辛さ、そのことで自己嫌悪に陥るいつきくんの暗い感情が読んでいるこちら側に流れてきて苦しい。この二人は今後も正解こそないのかもしれないけど擦り合わせながら一緒にいるんじゃないかな、そうあって欲しいなと願わずにいられくなった。
デビューコミックスとは思えない印象深い作品だったので今後もBLを描いて欲しい作家さんです。
ハッピークソライフ
ハッピークソライフ 1 (バンブーコミックス Qpaコレクション)
- 作者:はらだ
- 発売日: 2019/11/15
- メディア: コミック
はらださんが贈るハッピー(下品)エロエロコメディ!ただのエロコメディとは違う、ネコ×ネコのリバップル。いや、カップルといってもそこにラブはある・・・?って思うくらいにはコメディに振り切れています。面白いが、BLとしての萌えは1巻にはまだない。シリーズ化ということなので、続編ではそこを描いてくれるんでしょうね・・・楽しみです。(5/15ドラマCDの発表あったね!どんぐらい喘いでいるのだろうという関心はあります キャストにさとたく来るかと思っていた)
はだける怪物 下巻
- 作者:おげれつ たなか
- 発売日: 2019/12/28
- メディア: コミック
関係ない話をするんだけど、最近ヨネダコウさんの「どうしても触れたくない」を読み返したとき、あっこれ「はだける怪物」の年上攻めverじゃん いや「どうしても〜」の方が前の作品なので、「はだける怪物」が「どうしても〜」の年下攻めverだななどとひとり納得していました。真似しているとかそういう話ではなく、「社内」「ノンケ×ゲイ」「身体の関係から」「受けがトラウマもち」あたりのヒット要素兼ね備えていてあとは作者の腕が良ければとんでもない人気作になるんだな〜うんうん。どちらも読んでいる人、ちょっとだけ意識して読み返してみて欲しい。
オールドファッションカップケーキ
コヨーテ Ⅲ
あと、ランキングには関係ないけどこれだけは言わせて。コヨーテはドラマCDのほうも約束された勝利の組み合わせ、興津さん×おのゆなので最高ですよ〜!!!耳から注がれる濃縮還元エロス!!!!
25時、赤坂で(2)
「25時、赤坂で」は絵が格別に綺麗で設定も王道というか、苦手だと感じる人少なそうという意味でも人に勧めやすい作品だと思ってる。マシュマロに、BLの初心者です!おすすめ教えてくださいって来たら「同級生」なんかと一緒にこの作品を推すかも。普段あまりBL読んでない層も赤坂は読んでいるイメージあるよね。私個人は、それこそ1巻だと攻めの感情があまり見えてこなくて話題になっているわりにはピンとこなかった側なのですが、2巻は当て馬がチョ〜良い働きをしたこともあってとても萌えた。当て馬が良い男の作品は面白いに決まっているよね。夏野さんが描く景気良いイケメンがエロいことをしているのを見ていると眼精疲労が和らぎます
リバース
サスペンス要素がうまく絡んだ読み応えのある骨太オメガバース。ツイッターでも呟いたんですが今年は本当に名作オメガバースがポンポン出ている、というか大ベテラン作家さんがオメガバースに手を出しているので、オメガバースに苦手意識持っている人こそ手をとってほしいね!!(麻生さん「リバース」、腰乃さん「滅法矢鱈と弱気にキス」、木原さん「アオイトリ」)自分の趣味でいうと「滅法矢鱈〜」の方が好き、というかキャラ萌えも出来て読んでいて楽しい!と思うのだけど、1冊の完成度の高さとドシリアスで勝負してきてのこの満足度という点でこっちがとるでしょうね!いや、どっちも入る可能性あるね?
不死身の命日
作品に対価を払うのって当然だけど、やっぱり""無料""って参入障壁低くなって新規層ライト層がじゃかじゃか入るきっかけになるよね。ソシャゲなりYouTubeなり、入り口は無料じゃないですか。それに比べると1冊700円とはいえ、手元から確実に現金を出す必要がある商業BLって普段読まない層からすると敷居高いだろうなと。最近は新刊出たら作家のツイッターやピクシブコミックスで1話まるまる掲載とか、.Bloomなら期間限定全話無料公開とかやっているので、読者側としては良い時代になったな〜と強く思います。きっかけは無料であれ、お試しであれ、そこから本格的に商業BLの沼にズブズブ入り込んでBL産業を支える一員になってくれれば良い
以上が私がツイキャスの際、ランクイン予想作品としてあげた作品でした。
一緒にツイキャスをしたフォロワーさんの選出作品の画像はこちら
(もうお一人、一緒にツイキャスをしたのだけど連絡不足で画像作成を伝えてなかったのです Gさんごめん!)
今年のこのBLがやばい予想画像です!(読んでないやつ含む) pic.twitter.com/1JhH2FIDr8
— マヤ (@siroopsoda) 2020年5月1日
確かに「アンチロマンス」は入りそう!だと思いました。私はすっかり頭から抜け落ちていた。昨年大人気シリーズ「憂鬱な朝」が完結して、きっと今までは憂鬱な朝に投票していた日高ショーコさんファンが一気に「アンチロマンス」に押し寄せる現象、安易に想像できる・・・
あと「滅法矢鱈と弱気にキス」は私も入れるかどうか悩みました。個人的には大好きだったけど、オメガバース対決(!?)では「リバース」が優勢ではないかと。いやオメガバース2作品入る可能性だってあるじゃんね、今年のマイベスト受けは「滅法矢鱈と弱気にキス」の静香ちゃんです。(気がはやい)
張り切って「このBLがやばい2021年度版上半期予想ツイキャス」もやったうえ、ブログまで書いてしまった・・・どんだけ熱を入れてるんや!って思われそうですが、やってる自分としてはとても楽しいです。そして、いつものことだけどこの記事作成に20日くらいかかってしまった・・・アホ?まあゆるく頑張ります。
こんなトンチキなブログをここまで読んでくださった方、ありがとうございます。自分の予想ランキングはこれや!とか、ランキングとか関係ない!自分にはこれが刺さったんや!などあれば、マシュマロかツイッターのリプライか何か頂けると私は嬉しいです。おしまい
好きだったDKBL2019
1月いっぱいは去年のこと振り返っても良いと、私の広辞苑には書いています。書いてる途中で2月になってしもうた
2019年読んだDKBLで好きだった作品の話です。7作品の話をしています。ちょっとネタバレ含む
君ってやつはこんなにも
- 作者:文川じみ
- 発売日: 2019/08/24
- メディア: コミック
寡黙の隠れゲイ×軽率でおばかなオナニー戦士。抜き合いあり。頭空っぽで読めるので何も考えたくねえ、アホでかわいいDKBLちょうだいってときにおすすめ。各話ごとにキャラの視点が受けと攻め交互で進むので硬派な寡黙に見える攻めの内心はあんな大変なことに!?というギャップが面白い。ドラマCD化おめでとうございます!個人的に紺(受け)のCV村瀬歩が完全解釈一致。
学園天国
学園・天国 それは恋です小泉くん (ビーボーイコミックスデラックス)
- 作者:秀良子
- 発売日: 2017/07/10
- メディア: コミック
学園天国 柏原くんの受難 (ビーボーイコミックスデラックス)
- 作者:秀良子
- 発売日: 2019/09/10
- メディア: コミック
「学園天国」美少年と不良が織りなすパンチの効いた学園ラブコメ!こんなポップな表紙なのに下衆BLや女子BLに収録されてる癖話もあって良い意味で裏切られた気持ち。うんそうなるよね〜そうなるしかないよね〜という満場一致のリバあり 楽しく読めた!! pic.twitter.com/rtTeiDySFR
— 青柳 (@firetrack127) 2019年12月1日
天使の容姿をして実は闇深な小泉くんの不器用な恋愛模様がいじらしい。秀良子さんの描く、重々しくないけど毒が効いていてちょっぴり痛切ない空気感が男子高校生という題材にうまいこと絡み合って、唯一無二のDKBLとなっている。描き下ろしで死ぬほど悶えた。定番に飽きた人に勧めたい
生徒会役員として問題児を更生させていたら何故かラブコメになっていた件
大好きなスーパーハイテンションDKラブコメ!!!気を引きたい不良×鈍感生徒会長と、ヤリチン生徒会副会長×快楽に弱いアホの子の2カプが出てくる。この2カプ目が狂おしいほどに好き。。。。。快楽に弱いアホの子が、オナニーじゃ満足にイケなくって攻めにねだるシーンがエッチでたまんねえの。ハシモトさんの描くキャラクターの赤面顔が個人的にとてもツボで元気になりたい時よく読み返してる。テンポとギャグセンスが抜群なのでもっと売れて欲しい。
生徒会役員として後輩を教育(?)していたら何故かラブコメになっていた件 (eyesコミックス)
- 作者:ハシモト ミツ
- 発売日: 2020/01/23
- メディア: コミック
1月に2巻目出たよ!!!!こっちもアホエロで楽しく読んだ
食べてもおいしくありません
食べてもおいしくありません (ビーボーイコミックスデラックス)
- 作者:山田2丁目
- 発売日: 2019/05/10
- メディア: コミック
あちらこちらぼくら
- 作者:たなと
- 発売日: 2019/04/25
- メディア: コミック
- 作者:たなと
- 発売日: 2019/04/25
- メディア: コミック
容姿も中身も全く異なるお互いがひとりの人間として惹かれ合っていく過程がジレジレ描かれている。尊い。このBLやばい1位おめでとうございますー!!!ジレジレだけどたなと節がたっぷり効いているから飽きない(たなと信者です)。メインの二人もだけど周りのキャラクターもすこぶる良く、作品全体の好感度が高い。たなとさんの描くゼミ仲間やオタク友達っていいよね〜(たなと信者です2)エロがあると噂の続編が単行本になるのをパンツ脱いで待ってます
俺のアオハルは渡さない
- 作者:加藤スス
- 発売日: 2019/02/25
- メディア: コミック
少女漫画BL。少女漫画のような胸キュンな恋に憧れ、女子にモテるために高校デビューを果たした主人公こそが実は少女漫画のヒロインだった〜!?予定調和とも言える展開だけど主人公(受け)がかわいくて癒される。エロシーンも抜き合いだけなのであんまり激しくないDKBLを求めてる人におすすめ。
いちかばちか
- 作者:しっけ
- 発売日: 2019/06/14
- メディア: コミック
しっけさんの描く柔らかそうな身体つきが最高ゾイ!好奇心で抜き合いをするDKは人類の宝だと弊社の会社沿革にも書かれています。ライトで可愛らしいDKBLなので初心者向け。1月に出たしっけさんの「セックスドロップ」もエロくて楽しく読めた!
]「セックスドロップ」しっけさんの一冊まるまる表題作待ってたー!!隠れゲイ×オープンゲイ(元タチ)で元タチがネコの良さ知ってズブズブにハマっていく姿はいいよね…。柔らかそうでエロ〜い身体つきが堪らん プレイもSMチックで、でも受けがエッチ大好き!なので楽しく読めたよ ご馳走様でした! pic.twitter.com/OZI7I0rgsv
— 青柳 (@firetrack127) 2020年1月25日
同棲ヤンキーと赤松セブン
全フジョシが夢見た、青年誌絵柄のヤンキーBL!この作品大好きなのですが、好きなことに変わりはありませんが1月に出た2巻の展開にオロオロした・・・喧嘩上等ヤンキー最高卍なギャグBLとばかり思っていたから・・・。まだ読んだことない人にも1巻は心からおすすめしたい!!!1巻読んでハマって、虫がそんなに苦手じゃないなら(意味深)2巻もどうぞ。
ohyeah-cg.hatenablog.com
同棲ヤンキーと赤松セブン1巻については前の記事でも触れています。
あと「黄昏アウトフォーカス」や「いつか恋になるまで」なんかもよかったなー。
ベストDKBLするする言って結局やらなかったし、人との約束守るの苦手です(開き直り)リーマンBLも好きだけどDKBLには甘酸っぱさと暴走する性欲が詰まってて大好き。今年もたくさんDKBL浴びたいな
12月BL新刊読んだもの
あけましておめでとうございます。
今年は月ごとに読んだ新刊まとめも更新していきたいと思います。それなら絶対月に1回は更新できる。
12月は新刊14冊読んでいました。うち単発ものは6冊・続きものは8冊です。年末の休みは既刊BLを湯水のように読んだ非常に充実した年末でした。
12月読んだ新刊とざっくり感想
単発もの
◎「ロッカバイディア」
おセンチな表紙と評判が良いので買いましたが、全然良さがわかりませんでした。攻めに人としての魅力も感じないし、受けの言動も意味不明でした。健気受け救済路線の話なのだろうけど、全体的にちぐはぐに感じた。◎「紅椿」
人間×人外の鬼の子。こっちもセンチ路線。BLと言うより拾ったペットに愛着を持つけどやっぱり自由に生きて欲しいというエゴで自然に返す展開に気持ちが全く着いていけず。センチ路線はしっかり脚本が練られていないと理解も感情移入もできないから下手に手を出すものじゃないな・・・と感じました。ちなみに同作家の前作「俺はニーチャ」もあまり刺さらなかった口です。◎「生贄のお勤めは、」
大好きな博士さんの新作、獣人ものだと知った時からとてもとても楽しみでした。コメディ調で軽いのに1回目よりも2回3回読んで楽しいのが博士さん作品の強みです。今回も、洗練された絵柄と画力・ぶっ飛んでるけどぐいぐい引っ張ってくる展開・台詞回しも面白くってやっぱり大好きでした。何よりも獣のフサフサ感がたまらなく可愛い。動物を可愛く描いているBL大好きです。散歩したのか、俺以外の奴と・・・◎「恋するヒプノティックセラピー」
今月のベストドスケベ。マシュマロでプッシュされて買いました。疲れてドエロが読みたい時に勧めたい作品です。前作の「優しいパンツ〜」の時よりキャラクターの肉付きが良くなっていて個人的に嬉しかった。"局部に触れずに射精する"が性癖の一つなのでズブズブに刺さりました。乳首の吸盤はワロタ◎「よつもじ。~今日も、明日も~」
これは表紙とタイトルで損してる!!!!!!(初見ダサいと思ってしまいました ごめんなさい)よかったです!!!!!!!!作家×編集者のおじさん同士の穏やかで優しい日常の話。作家と編集者って言えば、危うげアダルティーな作品が多い気がするけど、今作は落ち着いた熟年カップルです。穏やかだけど表情や仕草に大人の色っぽさがあって読んでいてドキドキした。続編と言うかこの二人の馴れ染めが読みたいなあ。おじさんって言っても腹が出てたり、ヒゲが生えていたりはしてなくて程よく枯れていて(失礼)そこが色っぽい。◎「ロマンティック」
表紙が大優勝。私にとってはとても難解な話でした。答えがひとつでない、いくつもの解釈ができるような話。西田ヒガシさんデビューするなら過去作の方がとっつきやすいかもしれないです。西田作品には、どうしようもない本気の恋にもがくおじさんが沢山出てくるので未読なら是非読んでほしい。「やさしいあなた・・」「見つめていたい」「影あるところに」「肉食の部下」あたりは読みやすくてお勧めします。シリーズもの・続きもの
◎「甘ったれは犬も食わない」
「ショータ、君を愛してる」に出てくる部下×上司コンビのスピンオフ。このカップルが本当に大好きなので続編嬉しかったです。そしてチョーチョー幸せな続編でした。二人の馴れ染めと付き合って6年目の今の話。読むと暖かくてやさしい気持ちに包まれてる、あと二人のラブラブエッチを延々と見ていたい。。。個人的ににたこさんのムチムチで柔らかそうな絵柄が大好きなので、同じムチムチ絵柄好き族には強く勧めたい!!!!!このカップルもワンちゃんを飼ってるのだけどワンコもムッ〜〜〜〜〜〜チャ可愛いです・・・ワンコ見たさに読み返してるくらい。ちなみに表題作は好きだけど、そのスピンオフはまあまあです。悪くはないけど、再婚したばかりなのに子供に気を遣わず、家の中で発情するのは親としてどうかと思う。(よくわからないところで発揮される自分の倫理観)
前作の「ショータ、君を愛してる」
短編なので人に勧めづらいのだけど、竹書房だからいつか半額セールしたときにでも二つ合わせて読んでほしい。身体つきがムチムチで柔らかそう、テンポ良いギャグなので私と好みが似ている人は好きだと思う。◎「みだらな猫は甘く啼く」
みだらな猫は甘く啼く【電子限定描き下ろし付き】【電子書籍】[ 嶋二 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > コミック > ボーイズラブ > その他
- ショップ: 楽天Kobo電子書籍ストア
- 価格: 776円
◎「ボーイズ・バッド・ロマンス!エクストラステージ」
大好きなボーイズ・バッド・ロマンス!シリーズ第3弾。好きなシリーズがここまで続くと思ってなかったから嬉しい。ただ、2作目はすげえ萌えたけど3作目はそこまで萌えきらず・・・もうちょっとお風呂プレイ見たかったかな。と言いつつもこれは終わるまで追います。◎「めぐみとつぐみ2」
めぐつぐ2作目!コメディ調のDKオメガバース。この作品は格別萌える!好き!というわけではないけど、どう落ち着くのか気になって追っています。イマイチ萌えないのはS井さんの絵柄かなあ、過去作も読んだけどそんなに刺さらなかったですよね。◎「木々は春」
「たゆたう種子」のスピンオフ作品。.BloomでWeb連載していたときに読みました。.BloomのWeb連載はぎょっとするほど良い作品がちょくちょくあるので侮れないです。。。自分は過去の男が忘れられないまま新しい男に救われる男が好きなので(サビ)、今作もとても好きでした。この作家さんは前作もだけど、心の機微に触れた切ない話を丁寧に描かれるなあと思います。前作の「たゆたう種子」を読まなくても問題ないけど、こっちも可愛らしい男子高校生の繊細な心情変化を丁寧に描いた良作なので合わせて是非。◎「はだける怪物」
錆びるシリーズ完結!!!全国のBL愛好家が待っていたんじゃないでしょうか。2年越しの完結〜!!!!!切なくてエロくて絵が上手くてエロくてキャラクターが愛おしくてエロくてエロくておげれつたなかは天才…待ってよかった……林田さんやらしすぎふっくらしました pic.twitter.com/UNGOa1Wxlx
— 青柳 (@firetrack127) 2019年12月28日
正直待たせた割に間延びしてるなとか、予定調和すぎる(弓が舞台装置になってない!?)なって思っちゃたんだけど秀那がはっきり「好きだから支えたい」と伝えてくれて、それだけでもう良かったね・・・となりました。やっぱり過去の男が忘れられないまま新しい男に救われる男は良いよね(リターンズ) 秀那の顔が好きだって言っちゃう林田さんが可愛かったです。あとおげれつさんのエロは素晴らしいなと改めて実感した。
◎「オメガメガエラ3」
オメガメガエラ3読んだ。相変わらずメチャ面白いことになってる。もう絶対にハピエンはご用意されないけど丸木戸さんが徹底したバドエンにするとは思えないしマジどうなんの?人と語り合いたい作品なので誰か読んでほしい 読み応えすごくあります!※非BLだけどオメガバースで同性婚が当たり前の世界 pic.twitter.com/s7DBVJNvdF
— 青柳 (@firetrack127) 2019年12月21日
今一番人と感想を語り合いたい漫画です。誰か読んでください。唯一のラブラブフラグがへし折られて泣いてる。
◎「ごめんしたって許さない@温泉デート」
沸いた!!!!!!!!!!全博士ファンが待っていた「ごめんしたって許さない」の特別編。二人の甘くて緩くて幸せなやりとりを覗けて嬉しい。あとエッチ。先生、絵柄変わったよね?また、いつかで構わないのでこういう特別編出してくれると嬉しいです。以上、好き勝手言いまくった12月新刊総評でした。
ベスト5決めるなら、「生贄のお勤めは、」「甘ったれは犬も食わない」「よつもじ。~今日も、明日も~」「オメガメガエラ3」「ごめんしたって許さない@温泉デート」になるかな。よつもじは期待してなかったぶんボーナス点が加点されてるし、はだける怪物は期待しすぎていたぶん厳しい目で見てしまう。そんなもんだよね。また明日には意見が変わってるかもしれません。
12月新刊で電子化を待っているのは「MADK 2」です。
- 作者:硯 遼
- 出版社/メーカー: プランタン出版
- 発売日: 2019/12/27
- メディア: コミック
サムネイル画像に選んだのは12月に出たBLCD「男子高校生はじめての」の新作、”~第11弾 あまえたがりキングと世話焼きジャック~”でした。どこかでこの話がしたかったので盛り込んだ。陽気な愛されキング攻め×器用貧乏なツンギレ後輩受け、王道の先輩×後輩なので人を選ばないと思います。世話焼き母ちゃんタイプの受けがエロいことになると焦りで饒舌になちゃうのがとてもとてもかわいい・・・上擦る榎木くんの青年ボイスも非常に扇情的で良かった。攻めは熊谷さんの包容力ボイスも相まって、あたふたする受けをしっかり受け止める男らしいキャラクターだったので、バランスの良いカップルだなと思いました。DKのモダモダエロが聴きたい人に勧めたい、いうほどモダモダはしてなくてすぐヤります。久々にフレッシュな男はじでした。
話が非常に脱線しましたが、今年も沢山のBLに溺れたいです。
このBLがやばい!2020年度版発表と所感
「このBLがやばい!2020年度版」発売されましたね。「.Bloom強い」と「上下巻多いな〜」というのが最初の印象でした。そしてたなとさんおめでとうございます〜!!!!!一生たなと節の虜です 続編も下心込みで楽しみにしてます。
マンガワンの全話公開で読んだ人も単行本の描き下ろしが「赤飯炊いて〜!!!」 案件だったから単行本買ったほうが良いよ。
そして前回はランキング予想記事を書いたのですが、
実際にランクインしていたのは4作品だけでした。
うーん、真剣に予想したので半分は的中するかと思った。どうして「25時、赤坂で」がトップ30外なんだー?あんなに騒ぎになっていたのは私の周りだけか・・・まあ赤坂は続編もあるので来年度に期待します。
ちなみに順位も的中したのは3位の「ワンルームエンジェル」だけでした。
ベスト20は全部読んでいたのですが、ランキング見たところでマイベスト10は変わらないなー。
ただ、プロ腐女子の個人ランキングを見て気になった作品がいくつかあったので読むものリストに入れました。好きな作品を推してる人が好きな作品って琴線打率がかなり上がるのでとてもとても参考になる。
トップ10に対しての個人的番付(とてもえらそう)はツイートより引用します。
このBLやばい2020のトップ10、主観で分類したらこうなる
— 青柳 (@firetrack127) 2019年12月15日
<王者の風格>
憂鬱な朝
囀る
<予想通り>
ワンルーム〜
ゴールデン〜
<意外だけど納得>
あちらこちら〜
簡易的パーバード〜
ギヴン
<分からん>
レオとマブ
セラピーゲーム
<シリーズのスピンオフだからハードル高い>
ラブネスト
ちなみに去年のランキングだとこう
ちなみに去年だとこのスタンスの女ですhttps://t.co/FBnVBst5dn
— 青柳 (@firetrack127) 2019年12月15日
<王者の風格>
10DANCE
囀る
<超〜良かったね>
ラムスプリンガの情景
リカー&シガレット
ドラッグレス&セックス
PERFECT FIT
<良い>
NIGHT BEFORE NIGHT
百と卍
<分からん>
キューピッドに落雷
<人を選びすぎる>
MADK pic.twitter.com/M5PWDNMYHE
「このBLがやばい!2020年度版」のトップ10作品は特設ページで見れます。
<今年度のランキング特徴>
以下、ランキングのネタバレ・内容に触れている部分があります。
映像化
囀る、レオマブ、ギヴンと映像化作品(予定)がトップ10に入っているのは特徴の一つだと思いました。
まあ、囀るは映画化関係なく毎年ランキング常連作品なのだけど。この中だと「レオとマブ」が異彩を放っています。見ていた人も多いと思うけど、「レオとマブ」はアニメ「さらざんまい」に出てくる警官コンビの日常が描かれているスピンオフ作品です。今作はアニメを見ていない人が読んだところで全く話がわからないと思うし、アニメ見ていた私でも「これは一体…?」な内容でした。「さらざんまい」は私自身毎週楽しんで見ていた作品で、2019年のベストアニメと言っても過言ではないくらい好きなのだけど、そのアニメ(非BL)のスピンオフ作品がこのBLがやばい!にノミネートされてるのはよくわかりません。レオマブ自体は大好きです。ちなみに、このBLがやばいに言及している別の腐女子のブログを覗きに行ったら、レオマブのランクインを「新しい風だ!さらざんまい気になるな〜(意訳)」というポジティブな反応を見せていたので、寛大だー!と思いました。多くの人がこのような反応だといいけど、中にはレオマブってなんだよ、こっちは生半可な気持ちでBL読んでねえ!と顰蹙を買い、アニメさらざんまいの印象までも悪くならないか勝手に心配してます。さらざんまい自体は見応えのある、コミカルでシリアスでハートフルなミュージカルアニメです 1クールで見れるし男の子同士のキスもあるのでどうぞよろしくお願いします。
「ギヴン」は映画が楽しみ!立夏と真冬はもっとチューしろ!!!!!
上下巻
今年は同時発売の上下巻が豊作な一年だったんですが、トップ10の中にも3作品ランクインしてます。
今年出た上下巻で読了済は「鬼と天国」「マイリトルインフェルノ」「あちらこちらぼくら」「うそつきあくま」「僕等に名前をつけるなら」「ロンリープレイグラウンド」「心中するまで待っててね」「俺たちナマモノ?です」「いつか恋になるまで」かな。読んでないのはショタ攻めとオメガバース
— 青柳 (@firetrack127) 2019年12月1日
ツイートにはないけど「ラブネスト」と「セラピーゲーム」も読んでいます。ランクインの3作品だと 圧倒的に「あちらこちらぼくら」が好きです。「セラピーゲーム」は発売当初から話題ではあったけど、自分の琴線には触れず・・・。
「ラブネスト」は「サヨナラゲーム」「チェンジワールド」のスピンオフの位置付けだから、根強いファンが応援しているんだろうなと思っています。逆に新規ファンにはハードルが高く感じるかも?個人的には「ラブネスト」単体でも楽しめると思ってる。恋心を自覚した後の受けがグイグイエロエロでとてもかわいいです。
いずれ上下巻だけの話もしたい。
男子高校生
トップ20のうち、男子高校生もの(以下DK)は「あちらこちらぼくら」「簡易的パーバードロマンス」「ギヴン」「ゴールデンスパークル」「日々も積もれば恋となる」「メトロ」(受けがDK)「同棲ヤンキーと赤松セブン」(赤松がDK)の7作品ランクインしています。DK強い・・・・・!ちなみに男子大学生もの(以下DD)は「セラピーゲーム」(攻めがDD)「ブルースカイコンプレックス」「リンクアンドリング」の3作品なので、合わせるとトップ20のうち10作品、つまり半分が学生ものになります。学生BL大渋滞〜〜〜!
この中で特に好きな作品は「あちらこちらぼくら」「簡易的パーバードロマンス」「同棲ヤンキーと赤松セブン」です。
「簡易的パーバードロマンス」は、極度の面食いだけど常識人ではあるノンケ攻め(受けの顔がめちゃくちゃタイプ)が、痛みに快楽を見出してしまうマゾ受けにブンブン振り回される、読んでいて楽しいアホエロDKです。この二人は付き合ってないけど、ヤることはやってるので堪え性のない腐女子でも読めます。2巻は尿道プレイがあります。超個人的なぼやきなんだけど、当作品の受けである鹿嶋が、過去にトラウマを負ってない世界線の囀るの矢代みたいだなって勝手に思ってます 出会う男を無自覚に狂わせる顔がとんでもなく綺麗な魔性の男・・・。よくわからないこと言ってすみません。3巻ももうすぐ発売らしいですが、二人はついにくっつくのでしょうか。
「同棲ヤンキーと赤松セブン」は20位でした。自分の予想ランキングにも入れたけど、もっと上位に入ってくると思っていたな!
<.Bloom>
今年のランキングは.Bloom作品が目立ちましたねー!トップ20のうち「あちらこちらぼくら」「簡易的パーバードロマンス」「ゴールデンスパークル」「日々も積もれば恋となる」「天国in the HELL」「リンクアンドリング」「メトロ」の7作品が席巻してます。
常々思ってますが.BloomはSNS戦略がうまい。「メトロ」もツイッターで大バスリしていたし、虫歯さんが現在ネット連載している「不死身の命日」もツイッターで告知していることもあって更新のたび(私は)湧いてます。
↑こんなに楽しい作品がネット上で全話で読める、良い時代になりました。
マシュマロから知った情報ですが、投票催促ツイートも一番乗りだったとか。SNSを制するものはBL市場をも制する。思えば、.Bloomからランクインしている7作品中6作品が先に触れた、学生ものなんですよね。たしかに.Bloom作品でヤクザもの、近親相姦やインモラルものってのはパッと思いつかない・・・青春おセンチな作風が多い気がします。所謂万人受けというか。
虫歯さんの「天国in the HELL」は自分もかなり好きな作品なのでランクイン嬉しかったです。今作は表紙が既に優勝している。ちなみに内容は受けを風俗で働かせたり、その攻めも出張ホストをしていたり、ぶっ飛んでいます。虫歯さんの今っぽさとレトロさが合わさった絵柄と身体の大きい受けがとても好き。
.Bloomって人気作多いし、個人的に好きな作品もあるのでもうマイナーの印象はわたしにはありませんでした。たしかにSNS戦略うまいですよねー!他レーベルも真似していけばいいのになと思います#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/HJPbvqWn5X pic.twitter.com/FveNwyupDo
— 青柳 (@firetrack127) 2019年12月16日
個人的に推していた高橋秀武さん「雪と松」が39位に入っているのも嬉しかったです。時代物だし絵柄的にも人には勧めにくいけど、寄り添って生きる男二人の生涯が描かれた作品でとてもお気に入りです。同じく高橋秀武さんの「スティグマタ」もアニメ「サイコパス」とBLを掛け合わせたような作風で、単行本になるのを楽しみに待っている作品の一つ。
以上、話が脱線しまくっていますが私が感じた今年度の特徴でした。
ちなみにトップ20の中で好みのベスト10を作るとしたら(順不同)
「新装版 あちらこちらぼくら」
「憂鬱な朝」
「囀る鳥は羽ばたかない」
「簡易的パーバートロマンス」
「シャングリラの鳥」
「天国 in the HELL」
「鬼と天国」
「恋が落ちたら」
「10DANCE」
「同棲ヤンキー赤松セブン」
こうなります。何でもかんでも番付したがる嫌な性分です。
好きな作品が似ている方・趣味の合う方がいれば仲良くしてください。あちらこちら〜と同棲ヤンキーはマイベスト(鋭意作成中!)に入る予定です。
中身はない上にやたらと自分語りばかりでしたが、書いていて楽しかったです。
今年はたくさんのBL漫画と出会えたので、来年こそBL小説を開拓していきたいと思っています。(あと予想記事をもっと早く書く!)次書く記事は「このBLがやばい!2020年度版マイベスト編」のつもりです。マイベストはもう既に決まってるので1週間以内に出したい。
このBLがやばい!はBLを愛するものであれば誰でもWEBで簡単に投票できるBL好きのお祭りみたいなものです。このランキングを参考に作品を買ったり、新人作家さんを知ったり、自分のマイベストを振り返ったり、同志と語りあったり、今後のBLライフをより充実させるためのスパイスだと思っています。今年、投票数が極端に増えたらしいので来年もこの調子で増えるといいな。そして商業BL界隈がもっと発展すると嬉しいです!!!おしまい。
このBLがやばい!2020年度版勝手に大予想
(12/11現在)すでに一部書店では「このBLがやばい!2020年度版」のフラゲが始まっているようなのだが、私はまだ表紙しか見てないので予想発表させてくれ
タイトル通り。毎年株式会社宙出版から出ている「このBLがやばい!」の2020年度版が12月13日に発売されます。BLファン各位はドキドキしてるのではないでしょうか 私はしてる!何となく人気だった作品については印象があるので、感想やいちゃもんを付けつつ1〜10位の予想大会をします(なお参加者一人)。大外れしたら笑ってくれ
「このBLがやばい!」の面白いところってただの人気投票じゃなくて、BL有識者40名のベスト5までの回答を1位=10点、2位=9点、3位=8点、4位=7点、5位=6点で点数化して集計かつweb上でアンケートを実施して回答者の答えを1点で加算しているところだと思ってる。ただの人気投票なんじゃ、ちるちるのランキングを見ればわかるし、BL有識者つまりは玄人がやばい!と思ったBLはなんぞやか知れて私は楽しい。
※あくまで「このBLがやばい!2020年度」の予想なので私個人のベスト10じゃないです。個人のベスト10も作る気持ちではある。
投票期間:9月1日~9月20日
対象作品:2018年9月21日~2019年9月20日に発売されたBL作品全て
ちなみに去年の結果↓
https://www.horinlovebooks.com/topic/topic_group.php?i_id=3120
<このBLがやばい!2020年度 個人的予想>
1位「25時、赤坂で」夏野寛子
2位「ボーイミーツマリア」peyo
3位「ワンルームエンジェル」はらだ
4位「同棲ヤンキー赤松セブン」
5位「ゴールデンスパークル」鈴丸みんた
6位「囀る鳥は羽ばたかない6」ヨネダコウ
7位「GAPS hanker」里つばめ
8位「憂鬱な朝に8」日高ショーコ
9位「愛しのXLサイズ」重い実
10位「PERFECT FIT2」たなと
作品の印象とともに、個人的好み指数を星5評価で併記してる。
1位「25時、赤坂で」夏野寛子
個人的好み★★★☆☆(星3.5くらい)
選考理由→とにかく華がある。キャラクターの顔が良い。設定も豪華。
これは発売当時から話題だった。イケメン人気俳優×イケメン新人俳優、きっかけは同性愛ドラマでの共演という何とも夢のある設定。話としては大きな波乱があるわけではない。それでもダレなく読ませるのはキャラクターの良さと、羽山麻水の顔の良さと、本番はなくともちょくちょく挟まれるエロシーンのおかげだと思う。てか"羽山麻水"という名前がズルくない?イケメンしか許されなくない? 発売当初読んだときは正直「言うほどか〜?」と思ってて、絵は綺麗だし設定は滾るけど、自分の萌えにはひっかからなかったというか。そんでこの記事書くために読み返したけど・・・赤坂良い!演技のために男とのセックスを知ろうとした白崎くんが羽山さんとの前戯を重ねていく中でどんどんエッチな子になっていく描写とか堪らん。同じく多くの女性にキャーキャー言われている羽山さんが白崎くんの前ではデロデロなのも超〜良い・・・夢が詰まっている。
読んだ当時のツイート↓
「25時、赤坂で」試し読みの期待を裏切らない良さだった。帯にある派手な印象とは違って心情描写も丁寧。快楽に素直な受けはかわいい…この作家さん知らなかったけど好きな作風だった pic.twitter.com/oWGnPuZHND
— 青柳 (@firetrack127) 2018年12月10日
この後夏野さんのデビュー作「冬知らずの恋」 も読んだ。こっちはいとこもの。ママにオナバレする描写が辛い・・・私は「25時、赤坂で」の方が好き。続編も楽しみ!
2位「ボーイミーツマリア」peyo
個人的好み★★★★☆(星3.8くらい)
- 作者:PEYO
- 出版社/メーカー: プランタン出版
- 発売日: 2018/11/28
- メディア: コミック
選考理由→「やばい!」という意味で今作は外せない。BLという枠に捉われない救済と前進の青春漫画!
今作はじわじわと口コミで評判の良さが広がったように思う。未だに信じられんが、今作がデビュー作。今までどこに隠れてなすったんだ・・・。私は表紙に惹かれ、そのままレジに持って行った所謂表紙買いなんだけど、内容もとてもとても良かった。BLビギナーも中堅者も玄人も、普段はBLを嗜まない人も是非読んでほしい。
天才の表紙でしょ
ヒーローに憧れた中身空っぽ少年と、性自認に悩み自分のことを好きになれずにいる少年の、演劇部を舞台にした成長物語。本作品二人の性描写はないけど、有馬×タイガらしい(深いわかりみ)。演劇を通してタイガが人として成長し、そしてそんなタイガと関わり合う中でくすぶっていた呪いがゆっくりと解けて前進する有馬の姿が尊くて、眩しい。タイガの父親の件が伏線回収されたのもよかった。まだ友情と恋情の見分けがついていなさそうな二人だと個人的には思っているんだけど、男とか女とか関係なく"お前が好き・お前が良い"というメッセージ性がある。この1年で最もパワーを感じた作品でした。名作。
3位「ワンルームエンジェル」はらだ
個人的好み★★★☆☆
選考理由→著名作家はらださんから出たハートフル長編!普段の作風とかなり異なったこともあって話題になった。
今作は書店で推されてるのもよく見かけたし、普段BLあまり読まない人も読んでいたように思う。帯に連なる「はらだ史上、最も優しい物語」の言葉に間違いのない、はらださんにしか描けない作品だなと思ったり、はらださんが描くからこそ評価されたんだろうなと思ったり・・・。生きる意味を見出せない自堕落アラサー男と記憶喪失の天使が織り成すワンルーム・ハートフル生活物語。まあ人外が出ている時点で多少は想像がつくんだけれどもね、未読の人は是非この優しい物語を見届けて。特設サイトも粋な計らいだった。この本はBLディープ層ライト層にも勿論ウケが良さそうだけど、一番はサブカル層にウケそう(悪口)
4位「同棲ヤンキー赤松セブン」
個人的好み★★★★☆
選考理由→作画担当が男性作家という話題性!
今作こそ「このBLがやばい!」に入るべきだと個人的には思ってる(声高らか) ヤンキーBLを描かせたら右に出る者はいないSHOOWAさんと男性の少年漫画家 奥嶋ひろまささんによる夢のタッグ!!!私はSHOOWAさんの味わいある絵柄も好きなんだけど、奥嶋さんのいかにも少年漫画です!という筆致でBLが描かれるのは堪んねえ!と思った。この作品を普段はあまり商業BLを嗜まない腐女子に貸したところ、「ジャンプの二次創作読んでるみたいで萌える」とのことだった、なるほどそういう視点もある。話題性だけじゃなくて、ヤンキーものとしてもギャグものとしてもとても面白い!笑える!特にマッサージチェアのシーンが狂おしいほどに好き。
5位「ゴールデンスパークル」鈴丸みんた
個人的好み★★★☆☆
見本誌上げてなかった…!!!とっくにいただいてました!!PP加工でツルッピカ&発色がめちゃくちゃ綺麗で感動しました…印刷技術、すごい……。
— 鈴丸みんた (@__bell_minta) 2018年12月25日
なゆた先生の推薦帯もキンキラキンです✨(2枚目は描き下ろしの冒頭1P)
どうぞよろしくお願いいたします! pic.twitter.com/GxGCMgKVnN
※アマゾン発売中止してました 何で?
選考理由→大人気鈴丸みんたさんから出た王道ピュアラブDKもの。地雷なしの大衆ウケ。
今一番安定感のあるキュンキュンピュアラブ(言ってて恥かしくなった)を描くBL作家と言えば鈴丸さんじゃないだろうか。去年も「キューピットに落雷」が10位に入っているし、今年も絶対ランクインするだろうと思っている。単純人気で言えばもっと上位かも。ゴールデンスパークルはみんな大好き性に疎いDKが出てきて、相互オナニーのシーンなんかもある可愛いDKBLなので癒されたい人はどうぞ。
6位「囀る鳥は羽ばたかない6」ヨネダコウ
個人的好み★★★★☆
選考理由→常連シリーズなので今年のランクインも間違いない。
劇場アニメ化本当に本当におめでとうございます。言葉にならない。BLUE LYNXにお歳暮送りたい。今作に今更いうことなどない。終わり近づいているようですが、あとはヨネダさんが望むように描き切って欲しい。この作品ってあまりにも有名すぎて圧倒すぎて、1冊だけに投票しろ!と言われると私みたいな天の邪鬼は入れる気持ちにはなれないのだけど、何年も人気投票上位に食い込むってことは相当な数の熱烈なファンに支えられているんだろうと思う。未読の方は劇場アニメもするのでそれまでに予習して、一緒に見届けよう。私は1巻の「漂えど沈まず、されど鳴きもせず」が熱烈にすき(サビ)
7位「GAPS hanker」里つばめ
個人的好み★★★★☆(星4.2くらい)
選考理由→GAPSシリーズ4巻目にしてファン念願の祝!「「「陥落」」」
今年のベスト帯は「不能姫、クズ王子についに陥落?!(初エッチ)」であって欲しい。 帯から分かるとおり念願の脱処女回。チョロそうで案外ガードが固かった長谷川さんついに折れたね、焦らされたぶん攻めと読者は燃えるんだよ。個人的には同じ里つばめさんお仕事BLシリーズだと「DOGS」派なんだけど、GAPSのこの、何考えてるか分からねー攻めにグイグイ迫られてタジタジになってるノンケ受けは地獄の果てまで好きなのでGAPSも大好き。ラブラブプロポーズ編(?)ももげるほど楽しみ。
このあたりもクレイジーだから推したい。『ドスケべ催眠ハメスクワット』声に出して読みたい日本語 pic.twitter.com/nYAL838BZn
— 青柳 (@firetrack127) 2019年9月20日
↑天才の帯
BLの帯、スルーするには勿体ないくらいの大作がゴロゴロあるのでいずれ帯だけの話もしたい。
8位「憂鬱な朝8」日高ショーコ
個人的好み★★★★☆
選考理由→大人気シリーズ10年の掲載を経てついに完結。熱烈なファンが多いという印象なので組織票が集まる。
最高の大円団を迎えた大人気シリーズ。粋なタイトル回収に顔がほころんだし、暁人様は愛おしい桂木の寝顔が見れて良かったね・・・。BLという要素もあるけれど、描かれている人々のドラマが物凄く濃厚で読みごたえがある。不朽の名作という名にふさわしいので、BLで重厚なストーリーを読みたいという方は是非。個人的に日高ショーコさんの描く端正な美形が乱れている姿を見ると寿命が延びる。(このBL〜の表紙に掲載されていたということは・・・ですよね?おめでとうございます 満場一致!!!)
9位「愛しのXLサイズ」重い実
個人的好み★★★☆☆(星2.7くらい)
選考理由→読むと肛門日光浴がしたくなる話題のアホエロ!ドラマCD化もされたし人気作のイメージあり。
体感、かなり人気だったように思う。私がツイッターで使用している匿名質問ツール「マシュマロ」に『「愛しのXLサイズ」読みましたか?』という質問が何件かきた。巨根好きだと思われてたらウケる。正直、最初読んだときは「全く刺さらない上に主人公の行動も意味がわからない。主に肛門日光浴のくだりどうした」という感想だったんだけど、何度か読み返すとこれはこれでエンタメだよね〜と思う様になった。頭空っぽで読めるハッピー枠。
10位「PERFECT FIT2」たなと
個人的好み★★★★★(星銀河系集めたくらい)
選考理由→去年も選ばれたので今年も入るんじゃないだろうか・・・
大好き!!!!!!!大好きです「PERFECT FIT」!!!!!!!1巻が去年のこのBLやばい9位入りしてるので今年のランク入りはどうかな・・・というところだけど、マイベストでは1位です(フライング)この作品の良さは何と言っても、片腕欠損スパダリの田中さんにあると思う。表紙で「えーこのメガネ坊主が攻め?」と思い避けている人こそ読んでほしい、このメガネ坊主の人が絶妙スパダリで堪らんのや。キャラクター、テンポの良さ、台詞回しどれをとってもセンスが良く、最後までワクワクしながら読んだ神作品だった。この作品を1巻で終わらせず、2巻で出版したたなとさんとon BLUEには足を向けて眠れない。(「あちらこちらぼくら」おめでとうございます〜!こっちもチョーすきな作品です たなとさん永久ラブ)
最後駆け足になったけど以上でした!発表されたら、答え合わせブログも作りたいな。